ホテルオークラの横にある菊池寛実記念 智美術館へ「岡部嶺男展」を観にいってきました!
正直なところ、名前は知っているけれど人物や作品についてはよく知らず。。。(~_~;) だからこそ行ってみなくては!?ということで観てきましたが、のびのびした力強い造形に圧倒されました。
作家によっては同じスタイルのものを追求する方も多いですが、岡部氏の作品は比較的に多彩だなと印象を受けました。黄瀬戸、織部、天目、青磁、亀甲釉など、様々な釉薬を使いこなしており、釉薬研究にもかなり力を注いでいたのではないでしょうか。
作品だけ見ていると、なんでもこなす優等生の様なイメージですが、人物としてはどんな人だったのでしょうか?
年譜を見ていて、「永仁の壺事件」というものも始めて知りました。重要文化財指定を受けた古陶が実は贋作だったという事件。岡部嶺男氏がその製作者は自分だと告白し、その告白の責任を取る為に実際に作ってみせ、誤った認定をした小山冨士夫氏に贈ったとのこと。年譜には淡々と書いてありますが、なんだか理解の範囲を超える激しい事がおこっているように思えました。。。^_^;
後でネットサーフィンしていたところ、贋作の作者については父親の加藤唐九郎や他の兄弟であるとか、諸説あるようですが、どうやらこのファミリーである事には変わりないようです (~_~;) 良し悪しは抜きにして、当時の陶磁器界や古美術界は大いに盛り上がったことでしょうね!!
またひとつ、奥深い日本の陶芸の世界を知ることができました^ - ^
そして、何度来てもここの美術館はステキです。特に係員の方の雰囲気がなんとなく好きです。いつか館内のフレンチレストランでも食事がしてみたいものです☆
0 件のコメント:
コメントを投稿